今年も、本屋大賞のノミネート作が決まりましたね。
本屋大賞は毎年、昨年度の12月1日から今年度の11月30日(今回の場合は2022年12月1日~2023年11月30日)までに刊行された本の中から、書店員さんたちがいちばん!うりたいと思う本を投票するイベントです。
2004年に第1回が開催されて以来、今回で第21回目となります。
第21回目は現在一次選考が終わり、投票の多かった上位10作品が2024年本屋大賞ノミネート作品として発表されており、ここから二次選考を経て大賞作品が決定するのが4月10日です。
本の世界には国内外含め様々な賞が設立されておりますが、その中でも本屋大賞は注目している方も多いのではないでしょうか。
明和町立図書館では、本屋大賞ノミネート作品を話題の本コーナーに設置しております。(既に貸出中、または予約が入っており、コーナーに無い場合もございます)
ぜひ、お立ち寄りの際はご覧くださいませ。
そして今回の本屋大賞には、児童書からも1冊ノミネートがありました。
『放課後ミステリクラブ 1』知念 実希人∥作 Gurin.∥絵 K 913 /チ /1
過去にも2022年『硝子の塔の殺人』、2020年『ムゲンのi』等もノミネート作品となった知念実希人さんの作品です。
明和町立図書館でもたくさん読まれている人気のミステリー作家さんですが、今回児童書に初挑戦されたとのこと。
普段書かれている大人向けのミステリーと変わらない手法でありながらも子どもも楽しめるように表現されていて、知念先生の工夫と配慮の数々がうかがえます。
ですが、児童書だからと侮ることなかれ、大人も引き込まれるミステリー作品です。
普段からミステリー作品をたくさん読んでいる方でも、普段とはまた違った楽しさがあるのではないでしょうか。
今回初の児童書からのノミネートと言うことで、『放課後ミステリクラブ 1』をご紹介しましたが、他の9作品もそれぞれ魅力のたっぷり詰まった作品となっています。
大賞の発表後は今以上に注目度が上がることが見込まれますので、ぜひ早いうちにお手に取ってみてくださいね。
2024-02-21 18:04:30